登場人物
伝説の古代種族たち
ルテラ大陸の北部に拡がるヴァルヒャリア平原に住む種族の女性たち。半人半馬の姿をしている。
かつてのドリダリアとの戦いで男性が死滅し、女性ばかりとなってしまっているが、それでも種として滅亡していないのは、数千歳を生きることのできる長命さと、単性生殖も可能であるという特異な生態による。
概して気位が強く、孤高を保とうという風潮が強い種だが、若い個体たちの中には人間社会と交流している者もいる。
現存する個体数は、わずか数千人程度であるといわれている。

金色のジレンヌ
Jillenne
the Blight Gold
ドリュテスのキーリア(長老格)の一人で、最初に登場するドリュテス。
大柄な身体とふさふさした体毛を持ち、なかなか優雅な雰囲気を醸し出す。
今は「おじゃじゃ」な若者たちを押さえる役として活躍しているようだが、過去にはいろいろあったようだ。
1・3巻

朱のミネルヴァ
Minerva
the Scarlet
「色」の四天王のひとりで、「赤毛」タイプを代表するドリュテス。
かなり大柄な個体で、体高は15フィートにも達し、“馬力”ももの凄い。
ハロンと仲が良く、その乗馬役となっている。
1・3巻

蒼のシルヴァ
Silva
the Pale Blue
「色」の四天王のひとりで、「青毛」タイプを代表するドリュテス。
なりゆきでギャメルの乗馬役におさまっているため、仲間たちからは少し嫉妬されている。
かなり「おきゃん」な性格でもある。
1・2・3巻

白のキャロ
Carro
the White Wind
「色」の四天王のひとりで、「白馬」タイプを代表するドリュテス。
現存するドリュテス中もっとも若く、80歳程度でしかない。
身軽さを生かし、山岳地などを駆け回るのが得意。全ドリュテス中、一二を争う俊足の持ち主。
軍師メゴッシの乗馬役として、けっこう活躍する。
1・2・3巻

黒のドルヴァ
Dolva
the Black Iron
「色」の四天王のひとりで、「黒馬」タイプを代表するドリュテス。
かなりじゃじゃ馬な性格で、周りをかき回すタイプである。喧嘩もめっぽう強い。
色合いが似ているという理由で、ギャメルの乗馬役になりたがっているようだが……?
1・3巻

氷のクリュスタロス
Clystalos
the Ice Blue
キーリアの一人で、ジレンヌとは幼なじみ。タイプとしては「青毛」に属する。
昔、人間の若者をめぐって、ジレンヌと恋のさや当てを行ったりもしたらしい。
その苦い経験からか、普段はとてもクールな雰囲気を漂わせている。
厳しい「お目付役」として、若手のドリュテスたちからはそうとうに怖がられているようだ。
2・3巻

「最長老」
Gelpeth Gelpeth
その存在だけが語られる、秘密のベールに包まれた個体。
正確にはドリュテスではなく、ゲリュペスと呼ばれる“もの”である。
男でも女でもない“完全体“であるとも伝えられるが……???
名前のみ

ドリダリア ルテラ大陸西北部の火山地帯に生息する種族。自らを「龍の眷属」と称するがごとく、爬虫類的な外見をしている。
独自の高度な文化を築きあげているが、他種族を下等種・劣悪種と見なす気質がやたら強いため、他の種族からは反感を持たれている。ドリュテスたちとは犬猿の仲であるが、近年は表立って争うことを控えているようである。
その外見から予想される通り、非常に頑健な種族で、滅多なことでは死ぬことはない。

ルク・エルク
Rc Erc
the Divine One
ドリダリアの上級貴族で、ジーンの兄。
いかつい外見にそぐわず、とても穏やかな人格者だが、どうしようもない暴れ者の弟ジーンに鉄拳制裁を加えたりもしていることからして、その底力は侮れないものと思われる。
1巻

ジーン・エルク
Jhhn Erc
the Pyromaniac
ドリダリア上級貴族の戦士。
ルク・エルクの弟で、ライバル陣営のドリュテスたちからも「あばれんぼ」として知られる猛者。
出番のない時は寝てばかりいるが、いったん「火がつく」と、手が付けられなくなる。
ほとんど怪獣のような存在ではあるが、兄ルクの言うことにだけは素直に従うようだ。
1巻

ゲルブプス
Ghuervpth
the Big Warrior
コロシアムでギャメルと闘ったドリダリアの平民戦士。
相手が悪すぎたために一敗地にまみれたが、その実力はかなりのもの。魔斧を手にする前は、ギャメルもえらく苦戦を強いられたほど。
1巻

ヴルシャ
Vrshhahh
the Grand Warrior
ドリダリア下級貴族の戦士で、ルク・エルクの護衛隊長を務めている男。
詳しいことはほとんどわからないが、ルクに「ドリダリア一の戦士」と呼ばれていることからして、相当の腕前であろうと推察される。
1巻

  

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