|  | 古都カルナテルンを首府とするリュガス自治領は、数百年前まではルテラ世界に冠たるリュガス王国の本拠地であった。軍事力でマウア帝国に征服されたとはいえ、文化の上では未だに世界一であるとの自負が強く、その住民は非常に気位が高い。帝国の自治領で唯一、現地語がマウア語と対等以上に扱われているところでもある。 
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      | アルトワ Altois
 | マウア皇族。アレクサンドロス14世の長男。 庶子であるが故に長年不遇をかこっていたが、皇位継承の動乱の最中、乳幼児である末弟(実は甥?)を新帝アレクサンドロス15世として即位させ、リュガスに割拠した。
 善良で、公平無私な人物であるとの評判が高く、ハロンやアクバルなど、有能な部下にも恵まれている。
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      | 1・2巻 | 
    
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      | アントニウス Anthonius
 | マウア皇族。アルトワの弟、アレクサンドロス14世の三男。 次兄ゲオルギウスに追われる形で、宰相マードックらと共に帝都リュッヒテルンを出奔、リュガスにいた長兄アルトワの元に身を寄せた。
 詩歌管弦を愛する、柔弱な人となりで知られる人物だが……。
 
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      | 1・2巻 | 
    
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      | 幼帝 Alexandoros XV
 | 表向きは、先帝アレクサンドロス14世の末子ということになっている。 アルトワらにより、アレクサンドロス15世として即位させられた乳飲み子。
 実父はアントニウスであるという噂もあるが……?
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      | 名前のみ | 
    
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      | 「知嚢」アクバル Akbar
 the Wisdom
 | 長年アルトワに仕えている老人。 老獪な策士として知られた人物で、数々の謀略を得意とする。
 「煮ても焼いても食えぬじじい」とも言われる男。
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      | 1・2巻 | 
    
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      | ウガリテ・マードック Ugarlithe Mardock
 | マウア貴族。 メゴッシの父親で、先の帝国宰相。あくどい人物として知られている。
 反ゲオルギウス派の筆頭であったが、動乱に直面するや、自分の家族はうち捨てておいて、アントニウスや幼帝アレクサンドロスらと共に帝都を脱出、リュガスのアルトワの元に身を寄せた。
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      | 1・2巻 | 
    
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      | ハロン Harron
 | リュガス陣営を束ねる大将軍で、ギャメルの上官。 三十代半ばの壮年の武人で、身の丈8フィートを超える堂々たる体躯の持ち主。
 ルキタニア系との混血だが、髪の毛は純リュガス風に見事な金色をしている。
 主君たるアルトワに対する忠誠心は絶大で、武将としての評価も高い。
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      | 1・2・3巻 | 
    
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      | シモン Simon
 | ハロンの副官を務める騎士。 留守を一任されるほどだから、実力も信頼性も確かな男と思われる。
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      | 2巻 | 
    
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      | レトー Letto
 | ハロン麾下の将。知略に優れた名参謀で、フォルカスとは義兄弟の杯を交わした仲。 部下を引き連れてカルデリアに調査に赴き、謎の襲撃者らによって瀕死の重傷を負わされるが、「白」のキャロたちに発見され、九死に一生を得る。
 後日、それを逆手に取った策を献じて、ハロンに勝利をもたらした。
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      | 2・3巻 | 
    
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      | フォルカス Folcus
 | ハロン麾下の将。武勇に優れ、ハロンからは深く信頼されている。レトーとは義兄弟の契りを結んだ仲。 カルデリア方面軍の総司令官であったはずが、なかなか姿を見せなかった。
 後にそれは、レトーと共に謀った作戦であったと知れる。
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      | 2・3巻 | 
    
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      | サッダ・ラキム Saddah Rakhim
 | ハロン麾下の「緑林騎士団」の中級指揮官の一人。 軍の儀礼には精通しているらしいが、実戦指揮能力はそこそこでしかない。
 「リュガス騎士団」のイベール・ド・ラルゥとは不仲で、いろいろと悶着を起こす。
 回廊の戦いでは、危うくヨアキムに突き殺されかけたが、幸運にも崖下に落ちて助かった。
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      | 2・3巻 | 
    
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      | イベール・ド・ラルゥ Iver de Larue
 | ハロン麾下の「リュガス騎士団」の中級指揮官の一人。 無能とまでは言えないが、指揮官としての能力は凡庸である。
 サッダ・ラキムとは不仲で、あれこれと問題を起こす。
 回廊の戦いでは、あわや雪詰めとなるところ、居合わせたキャロに救われた。
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      | 2・3巻 | 
    
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      | ジャン・ロベール・ マンドロワ
 Jean-Robert Maindroit
 | レトーの部下のひとり。リュガス騎士団の一員。 部隊とはぐれてしまい、そのカルデリアを逃げ回っていたのだが……
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      | 3巻 | 
    
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