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質量を持つ「物」を、直接的に魔法で動かす系統の魔法です。
対象となる物は、質量を有するものであれば何でもよく、固体・液体・気体の別、無生物か生物かを問いません。
いわゆるテレキネシスに似ていますが、応用範囲がとても広いのが特徴です。
★ 高位魔道士になればなるほど、より多くの質量の物を、より高速に移動させられます。
★ 移動に必要なエネルギーは、「門」の外側から熱エネルギーを呼び出し、それを「魔石」による魔法的エネルギー変換により運動エネルギーに変えることで得られます。そしてその量は、移動させる対象物の質量に比例し、移動速度の二乗に比例します。
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「移動・運搬」 |
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単純に物を動かすだけの魔法。
まったく無意味なようだが、手の届かないところに物を置いたりすることができる。
また、高位魔道士であれば、かなりの重量物も動かせるので、肉体を使うよりも効果的。
(応用法)
★ 重たい物を相手の頭上の空間に、「それとなく」移動させておいて、いきなり解除すれば……
★ 相手を高く持ち上げておいて、いきなり解除すれば……
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「石降り・岩石落とし」 |
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石や岩を移動させ、つぶての雨を降らせて敵を攻撃する魔法。
どれほどの質量の岩石を移動させられるかは、魔道士の力量に比例する。
★ これを壮大な規模で行うのが「流星雨」の魔法である。
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「山くずし」 |
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岩山を崩壊させ、崖下にあるものを埋めてしまう魔法。
★ そうとうの質量を動かすことになるので、よほどの高位魔道士でなければ使えない。
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「地震」 |
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地面そのものを動かし(動かそうとして)、地震を引き起こす魔法。
★ レベルの低い者が行うと、ただその建物が揺れる程度で終わる。
★ 高レベルの者であるほど、より規模の大きな地震を起こすことができる。
★ 震災と言えるほどの規模でこの魔法を使える者は、ほとんどいないといわれる。
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「テレポート・瞬間移動」 |
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人または物を、任意の座標空間に一瞬のうちに動かす魔法。
(と魔道士たちは考えているが、実際は「超高速移動魔法」というべきもの)
★ 目に見える範囲で移動させるものが「瞬間移動」。
★ 目の届かぬ遠方に移動させるものが「テレポート」。
★ 途中に障害物がある場合、ぶつかってしまうので注意が必要。
(避けて通ることも可能であるが、その場合は多少時間をロスする)
★ 無事に届ける場合には、必ず、対象物の周囲に魔法のシールドを張ってから行う。
(これを忘れると、空気との摩擦や、発生する衝撃波でえらいことになる)
★ 弾丸状のものを対象に向けて瞬間移動させれば、発射装置不要の銃となる。
★ かなり難易度が高い魔法なので、よほどの高位魔道士でなければ使いこなせない。
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「生きた剣」 |
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剣を操り、あたかも意思を持つかのように操る術。
★ 通常は一本のみであるが、熟練した魔道士であれば複数の剣を自在に操ることができるという。
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「マリオネット」 |
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上記の要領で、剣の代わりに人形を操るもの。
本来は「糸いらず」の人形劇のためのものなのだが……
失神させた人間を操るようなことも可能。
★ 同じ要領で屍体を操るものを「死屍傀儡」というが、これはモラル上の理由で禁止されている。
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★ 他にも、水を逆流させて高台の耕地に灌漑水を引いたり、雲を移動させて雨の降る位置を調整したりと、応用範囲はとても広いものです。
★ 古代の魔神の場合、大山をも動かして見せたといわれております。
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